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学生が幸山政史に聞いてみました!第5回

2010年3月21日

今回の一問一答は熊本県立大学総合管理学部1年の村上英恵が担当します。
私は市長に熊本市が取り組んでいる『おでかけ わくわくプロジェクト』の中の「バス・電車、自転車などで気軽におでかけできるまちをつくる」という項目について質問してみました。

熊本市ではバス路線の移譲を行なっていますが、この計画の利点はどういうものですか。

熊本市は民間の3つのバス会社が共同で設立した『熊本都市バス』に、交通局のバス路線の移譲を行っています。利点としては、バス網の充実とコストの縮減を挙げることができます。
バス路線の移譲については、これまで線の移譲を行なってきましたが、去年の4月には「線から面へ」ということで、交通局の3つの営業所のうち本山営業所の8路線を移譲しました。
以前は民間バス会社と交通局の実質4社の競争状態が続いており、採算の取れる路線への集中している状況でした。一方、採算の取れない路線は便数を減らして対応したり、路線を縮小していました。これは利用者からすると、利便性が下がり、利用者が減る。そしてバス事業者の経営状態が厳しくなる。更に不採算路線をカットする。といった悪循環を生み出していました。この悪循環を断ち切るために、4社が協力してバス網全体を守るための体制が出来つつあるのです。
また、事業を民間に委託することで、運行コストのかなりの割合を占める人件費を大幅に削減できます。これは交通事業者全体にとって、経営的にはプラスに働きます。

バスと電車を利用しやすくする政策を考えてらっしゃいますか。

熊本市のバス網の問題点としてよく言われるのは、「交通センターを中心に放射状にバス網が広がっているので、横の移動が不便」ということです。熊本市では横の移動を強化するために、まずは『東バイパスライナー』の運行を始めました。
また、バスと電車の連携として考えているのは、『バストリガー』と『ゾーンバスシステム』を設けることです。このバストリガーとは、例えば大学と連携して、大学と中心部・大学と熊本駅などを直通でつなぎ、乗車率の目標値を設定して運行する仕組みです。そしてゾーンバスシステムとは、市内にターミナルを何箇所か設けて、そこを拠点とするゾーン内でバスを運行するものです。拠点になる場所として考えやすいのが、駅や電停などが挙げられます。駅などを拠点に位置付けることで、パークアンドライドなどもしやすくなると思います。
熊本市に合ったオーダーメイドの公共交通網の充実が今後の課題です。

熊本市の中心部で自転車を利用しやすくする取り組みをされていますか。

はい。学校などが多く存在する九品寺あたりを中心に、熊本市は自転車走行環境整備事業を行っています。こうした取り組みにより、自転車を使う人も使わない人も暮らしやすくなると考えています。
中心市街地においての課題は駐輪場のスペースが足りないことですね。市としても駐輪場の確保を進めていますが、民間にも協力してもらうため附置義務条例を制定しました。新しくオフィスビルや店舗を開く際には、規模に応じて駐輪場を設けなければならないというものです。
それと駐輪場を駐車場のように有料化するのも対策の一つです。他都市でもかなり制度導入が進んでいます。ただ全てを有料化するのではなく、学生や中心市街地で買い物をした人は支払い減免するなどのといった工夫も必要だと思います。
ある程度のスペースの確保と有料化の導入が今後の課題ですね。

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