メールマガジン「幸山せいしマガジン」

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地方創生が地方に及ぼす影響は、特に負の影響はないのか?」

2015年05月15日

皆さんこんにちは。過ごしやすい季節ですが、台風の発生ペースが例年より早くて注意も必要です。

『幸山せいしマガジン vol.120』をお届け致します。

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 [1]コウヤマノート(幸山政史がメルマガ用に特別に書き下ろしています)
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ある日、朝の情報番組を観ていたら、関東の某自治体が、子どもの塾やスポーツクラブ等にかかる費用に助成を始めたことが紹介されていました。地方創生の交付金を活用した事業らしく、少子化対策の一環であることも説明されました。視聴者に対するアンケートでは、やや賛成が上回ったものの、ほぼ拮抗していました。街の声としては、経済的な負担が軽くなることを理由として賛成意見が多い一方で、そこまでやる必要があるのか、もっと他にやるべきことがあるのでは、との反対意見も紹介されていました。司会者やコメンテーターからは、学校だけを子どもの居場所と考える必要はない、との少し違った角度からの肯定的な意見や、そもそも少子化対策に繋がるのか、といった問題提起もなされました。

同じ地方創生の交付金を使った事業としては、わが熊本県において"ビジット熊本"と称した旅行クーポン券が大人気のようです。インターネットのみでの募集だったようですが、50パーセントもの高いクーポンが魅力で、あっという間に締め切られたそうです。事務所の大橋さんも、県外の知人や友人から頼まれたそうですが、なんとか間に合ったと安堵されていました。

地方創生(まち、ひと、くらし)は、消滅の恐怖に怯えながらも、何とか人口減少を食い止めよう、地域の活性化に繋げよう、との願いを込めて、全国的に動き始めました。もし私が今も市長であったとするならば、庁内で推進本部を立ち上げて、各局から交付金を使えそうな事業を洗い出し、戦略計画を策定する、といった旗を降っていたことでしょう。

現在、客観的にこれらの動きを見ていると、色々な疑問も湧いてきます。

先ずは「地方創生とはそもそも何を目指しているのか」ということ。国会では、ばらまきかどうか、といった観点からの議論もあっていましたが、先ほど挙げた事例も含め、"ばらまき的"であることは間違いないのでしょう。ただ、その点に関しては、私も市長時代に国の経済対策を活用して、商店街のプレミアム付商品券を何度も発行した経験がありますので、あまり大きなことは言えません。また、算出すれば一定の経済効果も表れるのでしょうから、その観点から問題視するものではありません。

次に、これもかつて「全ての自治体に手をさしのばすのではなく、やる気があって頑張る自治体を応援する」といった主旨の発言を聞いたことがあります。その言葉を全面的に否定するものではありませんが、人口減少や消滅自治体に絞って焦点をあてるとするならば、頑張りたくても頑張れない自治体や地域を、どのように支えていくのか、そこが大事なポイントのような気がします。地方創生という新たな手法を使って、国のコントロール下で地方を必要以上に競わせるのではなく、全体としての少子化対策に繋がるような施策を、財源の手当てを含めて一日も早く取り組むことが肝要だと思います。国が逃げているとまでは言いませんが、最近では、ナショナルミニマムやナショナルスタンダードという言葉をあまり聞かなくなった、そのことを懸念しています。

また「地方創生が地方に及ぼす影響は、特に負の影響はないのか」ということも。先ほど"ばらまき的"と、少し遠慮気味に紹介した事業などは、「自前でもやりますか?」と当事者に聞いてみたくなります。つまり、自治体にとってとても有利な交付金が使えなくても、全額自前の会計から支出しなければならなかったとしても、やる事業なのかどうか、そのことを立ち止まって考えてみる必要があると思います。

過去を思い出すと、私も熊本市の財政のことを考えて、出来るだけ有利な国の補助金や交付金等を活用することを指示していました。そのことは、現在の国と地方との財政的な仕組を考えた場合、当たり前の姿だと思います。ただ、こういうことが積み重なると、自らの腹が痛まないことをいいことに、「とにかくやってしまえ」「喜ぶ人がいるからいいじゃないか」とばかりに、優先順位や費用対効果を考えなくなってしまうのではないか、そのことが大いに問題であると考えます。やらなければならない事業があって有利な財源を探すのか、使ってもいいお金があるのですぐ出来る事業を探し出すのか、仮に結果は同じであっても、大きな違いがあります。自治体におけるモラルハザードが進んでいないことを信じたいものです。

地方分権一括法の施行や三位一体の改革、地域主権、そして今の地方創生など、国と地方との関係は「名称ややり方は変わっても、地方分権の大きな流れ自体は変わることはないのだろう」そう私は考えていました。ただ、今の状況からは、大きな掌の上で、物事を深く考えることが許されず、必死に駆けずり回る姿が思い浮かびます。掌から一旦降りて、違った角度から眺めてみることも時には必要なのかもしれません。また、地方分権と逆行していないか、その観点からのチェックも常に必要なようです。

地方創生を横目で見ながら、少子高齢化や人口減少といった問題は、全く関係ないかのように今も進んでいます。


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   [2]コウヤマdata   ホームページリニューアル間近
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幸山さんのホームページのリニューアルを準備中です。

まずトップページの写真の変更です。現在の写真は2010年の市長選挙の時に撮影したものです。今から約5年前になります。この写真を現在のものに変更します。せっかくですから、制作会社に依頼して、新しく撮影して頂きました。

現在の幸山さんの表情や容姿(スタイルはほとんど変わっていない気がしますが)を捉えました。

顔写真の背景も、イメージカラーではなく、思い切って郊外に出向いて撮影した背景をそのまま使用する予定です。場所はリニューアルをお待ち頂きたいのですが、一目でどこかわかる場所です。季節的に緑色を意識しました。

風が吹き抜けて気持ちの良い撮影会でしたが、髪のセットやネクタイが風にあおられて大変でした。「いっそのことネクタイをはずしましょう。どうせならスーツの上着も脱いでみましょう」
これがなかなかの仕上がりでこちら採用になるかもしれません。

さらにメッセージの変更です。現在は「くまもと再デザイン宣言」「選ばれる都市へ」です。
市長時代に一生懸命に取り組んだ公約です。

今回は政治家として今の気持ちを表現しているものに変更することにしましたが、やはりここが一番難しかったです。長々とは書けませんし、幸山さんの想いを表すピッタリした単語やフレーズがなかなか見つかりません。「こうなれば合う言葉を作ってしまうか・・・。」などなど検討は続いています。どうなるかまだわかりません。

そう言えば、先日行われた「幸山政史の会」の総会である支援者の方から、「堅忍不抜」という言葉を頂きました。最近事務所で幸山さんと1時間ほど話して感じたイメージだそうです。


今回のリニューアルは全てのページが対象ではありませんが、今後少しずつ進めていく予定です。また「コウヤマノート」は定期的に更新していきますので、今までと同様にご一読下さい。

それではホームページのリニューアルを楽しみにお待ちください。


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編集後記 「幸山さんをテレビや新聞で見ないから・・」と皆様からよく言われます。「元気に忙しく活動していますよ」と答えると安心されます。そのお気持ちに感謝する日々です。(大橋)
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