コウヤマノート

誰のためのテストなのか

2017年8月29日

誰のためのテストなのか
今年もまた全国学力テストが実施され、その結果が公表された。今年からは政令指定都市の平均正答率も初めて公表されたようである。

相変わらず秋田県を筆頭に東北や北陸地方が上位であること、全体的に上位と下位の差が縮まり底上げにつながったこと、新聞を毎日読み、1~2時間部活をする子どもの正答率は高いこと、政令指定都市では学力の二極化が懸念されること等々、公表結果をもとに、それなりの分析がされている。

その中で特に気になったのは、「発達障害の子どもへの対応を巡って学校現場が揺れている」との記事。平均点を上げるために、採点の対象から無断で外すなどといった問題点は以前から指摘されていたこと。

全国学力テストの本来の目的は、都道府県や学校で平均点を競わせるのではなく、個別の習熟度を確認し、苦手科目等の課題を見つけ、授業のやり方を見直すこと等にあったはず。文部科学省や各教育委員会は、あらためてそのことを肝に銘じ、現場の状況把握に努めてもらいたい。

また報道機関も、競争を煽るような報道の仕方は、そのような問題点を更に深刻にしかねないことを自覚しておいて欲しいものである。
幸山政史の一問一答幸山政史の会

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