コウヤマノート

寂心さん

2017年8月16日

寂心さん
熊本市北区北迫町に生育する“寂心さんのクス”をご存知だろうか。推定樹齢約800年、樹高30㍍、幹周り約17㍍、四方への枝張り約50㍍の熊本県指定天然記念物。熊本城の基礎となった隈本城を築いた『鹿子木親員入道寂心』手植えの木と伝えられ、寂心の死後はそのクスノキの下に埋められた。
『新日本名木100選』にも選ばれており、個人的には、遠足の目的地、遊び場、マラソンの折り返し地点等々、子どもの頃のたくさんの思い出が刻み込まれている。

話は変わるが、昨日は72回目の終戦記念日、8月6日と9日は広島と長崎へ原爆が投下された日。真夏のこの時期は全国で平和を祈ることになるが、今年は北朝鮮のグアムへのミサイル発射が現実味を帯びてきたとの情報もあり、戦争勃発の緊張感が高まった中でこの時期を迎えることとなった。

何かに引き寄せられるかのように、久しぶりに“寂心さん”を訪れた。
一時期は「“寂心さん”が枯れてしまうのでは」と心配されもしたが、今ではすっかり以前の樹勢を取り戻し、大地にしっかりと根を張り、青空に向かって枝葉を広げている様子を見て安堵した。
それと同時に、幾多の戦禍を乗り越え、この地を見守り続けてきた“寂心さん”に、平和であることを祈らずにはいられなかった。
幸山政史の一問一答幸山政史の会

スタッフダイアリー
幸山政史インタビュー
幸山政史facebookページ

 

QRコード