コウヤマノート

熊本地震から1年

2017年4月14日

熊本地震から今日で1年。県内各地で追悼集会が行われ、亡くなられた方を悼み、1日も早い復興を願う祈りが捧げられた。

地震により亡くなられた方が50人、震災関連死167人、大雨による二次災害死5人、負傷者2,682人、被災住宅190,705棟、仮設住宅4,303戸、みなし仮設入居申請15,421戸、断水約450世帯、県内外の仮設住宅や公営住宅等のいわゆる“仮住まい”の方が4万7,725人… 1年が経過した現状が地元紙に紹介されていた。

4月14日の前震と16日の本震だけでなく、しばらくの間、熊本の大地は激しく揺さぶられ続けた。あの時の恐怖は今も身体に染み付いているようだ。最近でも“ぐらっ”“みしっ”と、震度2や3の地震が時折起きており、条件反射的に身体が硬直し、同時に1年前の記憶が蘇る。あの地震を経験した方の多くは同様ではないだろうか。

倒壊した家屋の解体が進み、屋根を覆っていたブルーシートの数はかなり減ってきた。復旧は確実に進んでいる。“震災特需”とも言われるが、街中の人通りは増え、一部には震災前を上回る景気の良さも言われている。

一方では、先ほどの数字だけでなく、亡くなられたご家族の悲しみが癒えるにはまだ時間がかかる。また、元の生活に戻るめどすら立たない人は大勢いらっしゃる。先日はある仮設住宅での孤独死も報じられた。

以前から指摘されていた様々な格差が、震災を機に、更に広がることが懸念される。それは被災地を歩きながら、私自身が感じていることでもある。

創造的復興を掲げることで被災地に夢や希望を与えることは必要なのかもしれないが、厳しい現状を直視しながら、一人ひとりの生活を丁寧に取り戻す、その眼差しは忘れないようにしなければならないと思う。

ある方から、東日本大震災の被災地では、“風化”と“風評”の2つの“風”に悩まされている、と聞いた。風化の風は、外側からだけでなく、内側から吹くこともある。熊本地震で発揮された支え合いや絆の精神を、これからも大事にしなければならない。また、復旧から復興に向かう熊本の様子を、あらゆる媒体を通して情報発信していくことで風評被害を防がなければならない。

私はこれからも、被災地を含めた熊本を歩きながら、今の私に出来ることを実践していきたいと思う。
幸山政史の一問一答幸山政史の会

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