コウヤマノート

被災地自治体の手本

2017年3月6日

朝日新聞が連載する「首長と震災 ~被災地自体の6年~」の記事が目に留まった。
ブルーインパルスが所属する基地を有する宮城県東松島市では、東日本大震災で海沿いの市街地を津波が襲い、1134人が死亡している。その中の野蒜地区では、JR仙石線の移設とともに大規模な高台移転が進められている。
記事には、高台移転を迅速に進めるために不可欠な土砂を運び出すベルトコンベアーの導入について、予算上の制約から当初は難色を示していた復興庁を、阿部市長が自らの辞職願を示しながら説得したエピソードが紹介されていた。
東日本大震災の被災地支援に、熊本市の職員を東松島市に派遣していたことから、私も何度か同市を訪れ、同地区の高台移転計画も含めた同市の復興計画を阿部市長から直接伺ったことがある。将来に不安を抱える被災者に一日も早く生活再建の方向性を示すこと、スピード感が大事であることを繰り返し述べておられた。「聞き上手になってください」が口癖で、そのセリフのあとには、いつも思いの丈を熱っぽく語られていた。
現在、野蒜地区では87%の宅地が埋まり、復興に一定の道筋をつけたことから、阿部市長は来月3期12年で市長を勇退されることを表明されている。
東日本大震災の翌年に発生した九州北部豪雨で、熊本がかなりの被害を受けた際、すぐに応援部隊を派遣してくれた。昨年の熊本地震においても同様。食事をご一緒したこともあるが、震災後はお酒を断っているとのことで、一切口にされなかった。災害が相次ぐ中に、被災自治体の首長の手本ともなるような方だと私は思う。ご慰労と御礼を兼ねて、是非ともまたお目にかかりたいものである。
http://www.asahi.com/articles/DA3S12827604.html
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