コウヤマノート

「無形民俗文化財休廃止」の記事を読んで

2017年1月6日

先日、気になる記事を見かけた。都道府県の無形民俗文化財が20県・60件が休廃止となっており、その内、熊本県分が11件というもの。
先日は八代妙見祭を含む「山・鉾・屋台行事」がユネスコの無形文化遺産に登録され、伝統文化の継承へ弾みとなったばかりだが、一方ではこのような厳しい現実もあることを突き付けられたように感じた。

また休廃止の事実だけでなく、もう一つ気になった点は、「11件は全て休止で、指定解除ではない。関係者の意欲減退や地域のイメージ低下に結び付かないよう非公表とした」との地元紙での県のコメント。
理解は出来るが、逆に公表することで、現在の関係者だけでなく多くの人が身近な文化財が危機的な状況にあることを知ることで、存続に向けた新たな機運が醸成されていくことも期待されるはず。

行政情報をどこまで公開するのかは個人情報保護等の観点から難しい面も確かにある。
熊本市長としての経験では、“こうのとゆりかご”が運用開始された直後から個人が特定されかねない情報が流出し、その対応に苦労したことを記憶している。当時はプライバシーを守ることを最優先する行政とブラックボックス化を危惧する報道関係者との間でかなり激しいやりとりが行われた。

今回の問題に戻せば、都道府県の無形民俗文化財という広い財産であるという性格上、論をまたないと考える。
一度休廃止となれば復活はなかなか難しいもの。伝統文化の継承に向けて今こそ英知を結集する必要がありそうだ。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG03H2D_T00C17A1000000/
幸山政史の一問一答幸山政史の会

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